別れと出会いの春がきて(あとがき)
とりあえずこのシリーズとしてはこれで完結ということになります。この先や前の話を小ネタでやる場合はあるかもしれませんが。思えば一話目まさかこんなに続く話になるなんて思いもしませんでした。オリ小説の息抜き程度でとりあえず自分の好きな江×祐を、と始まったことだったんですが、多くの人の拍手やらコメントやらに支えられて迷走しつつも完結という着地点に到着することができました。どうもありがとうございます。
この話、順番的には
魔法の手→ウォレンティーヌスの悪戯→黄薔薇の蕾まっしぐら→これ
で、読んだ方がしっくりきますね。ということでそういう順番にしておきました。
↓ネタバレ含む
分かりにくかったかもしれませんが、一応江利子さま卒業から一年が過ぎている状態です。一つ下に菜々ちゃんが入ってきたというわけではありません。初めのシーンは祐巳の回想みたいなものです。
妹は最後まで誰にするか悩みました。早い段階で乃梨子か菜々のどちらかにしようかには絞れていたんですが、その二人で結構悩みました。それで私が書いてきた祐巳が一体どういう祐巳だったのかということに視点をおいて考えた結果、菜々にした方がいいという結論に至りました。そもそもこの祐巳は江利子様に振り回される妹なわけでして、だから結局妹にも振り回されるんじゃないか、と。そうなってくると乃梨子よりは菜々のほうがキャラ的にあってたというわけです。乃×祐好きの私としては乃梨子にしたいのはやまやまだったのですが。ま、江×祐はマイナーだったし、マイナー路線で行くのもありかな、なんて。
補足。
薔薇の系図。
祐巳二年次
紅薔薇 小笠原祥子 松平瞳子
白薔薇 久保栞 藤堂志摩子 二条乃梨子
黄薔薇 福沢祐巳
祐巳三年次 一学期初め
紅薔薇 松平瞳子
白薔薇 藤堂志摩子 二条乃梨子
黄薔薇 福沢祐巳 有馬 菜々
なんていうか山百合会は慢性的人手不足に陥ってる感じがします。祐巳が菜々を妹にするまでなんと合計四名という。おそらく瞳子、乃梨子コンビは早くに妹を作ってくれるだろうと思いますけど。
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